鎔断とは?
一言で言えば 「鋼材を溶融させて吹き飛ばす」
鉄を熱で溶かしその溶けた場所に酸素を送り込むと穴が開きます。
その状態で火口を動かすと、鉄が溝状に切断されて行きます。
これが鎔断です。
従来から切断に使用する燃料ガスは、プロパンガスを使用していますが、弊社では切断面粗度の改良と安全の向上を図るため、天然ガスを使用しています。
ガス鎔断と共にレーザーを使用したレーザー切断も行っています。
鎔断特徴
厚鋼板からご所望の形状の製品を精密自動ガス鎔断いたします。精密自動鎔断は精度が機械加工に近いものですので、鎔断後の機械加工の際コスト低減と省力化にお役に立ちます。
各種機械の部品製作を大幅にコストダウン
鋼鉄板や鍛造品、鋳造品、金属を機械加工するには、高価な工作機械と多くの人手が必要でした。これらの問題を解決し、造船や建設機械などに使う部品のコストダウンと省力化に貢献するのが自動精密鎔断です。
精密鎔断はシャーリングの代用であるガス溶断とは根本的に異なり、機械加工に代わる低コストな 金属加工技術といえます。
半世紀以上にわたって精密鎔断を追求して、高精度化と工作時間の短縮を図ってきた弊社独自の技術を経営合理化にお役立てください。
CNC(コンピュータ数値制御【Computer Numerical Control】)切断機を駆使した最新の精密鎔断設備と磨きあげられた技術で、機械加工に迫る高精度化を実現しました。このため荒仕上げを省くことができ、機械加工を絶対に必要とする部分だけ、板厚により1.5~3mm程度 の仕上代を付けて切断します。
また発注を受けた製品はCADで作図して、その情報はネットワークサーバに保存し、追加注文 にもスピーディに対応します。
もちろん金属素材は厳選されたものだけを使用し、完成後の各種品質検査も徹底して行うため、安心してご活用いただけます。